資格試験勉強を中心に英語を学んでいく上で、どうしても悩みとして出てくるのは「自分の英語は本当に通用するのか」であったり「実践を伴っていないから使えないんじゃないか」といった悩みです。
私自身もTOEICや英検を勉強しているときに、とても悩みました。何とかしなければいけないと思い、日本にいながらできる方法で、これまで試した方法について、良かった点と悪かった点を含めて紹介します。
1 Hello Talkアプリで英語ネイティブの友人を作る
これは最初にして一番おすすめの方法です。HelloTalkは言語交換アプリという種類のアプリで「英語を学びたい日本人」と「日本語を学びたい外国人」のためのSNSアプリです。
外国人は日本に住んでいる場合と海外に住んでいる場合があります。仲良くなった人が運良く日本に住んでいた場合は会って話すこともできます。
また、相手も日本に興味がある場合がほとんどなので、お互いにリスペクトがあり、話がうまく進みやすいです。
私はこれまで多くの人と知り合い、2人はとても仲の良い友達まで発展することができました。そのうち1人はアメリカに住んでいて、会いに行き2週間滞在させてもらったほどです。
仲の良い人ができるまでには根気が必要ですが、出会えたら一気に世界が広がります。
HelloTalkは基本的に無料機能で十分です。無料なのに世界中の人と話せて世界が広がります。心からおすすめのアプリです。ただし、利用者には様々な人がいるので、実際に会う場合には十分注意をしましょう。
- 英語ネイティブの友達を作りやすい
- 日本に対して理解のある外国人と出会える
- ほとんどの機能が無料で利用できる
- 仲の良い人ができるまで時間がかかる場合がある
- 実際に会う時には注意が必要
2 英会話教室に通う
一番簡単に思いついたのは英会話に通うことでした。これは正確な英語を学ぶという点では優れた方法でした。当時住んでいた家の近くで「大学では英文学を専攻し、大学院はイギリスの有名大学院で博士号を取得しました」と書いてある英会話教室のWebサイトを発見し、先生も良さそうな方だったのですぐに飛び込みました。事前に相手の情報が分かるので安全です。
先生は英語で話すときに文法の誤りを指摘してくれたり、勉強の仕方の相談に乗ってくれたり、海外での経験を教えてくれました。また、海外経験が豊富なので、後で説明するHelloTalkで出会った友人の家に約2週間泊まりに行った時にもマナーや国際的な感覚を教えてもらいました。
しかし、その一方で、これは英会話教室のスタイルにもよりますが、1〜2週間に一度だけ、1時間半というのは勉強の強度としては弱く、これだけで十分とは言い難いのが本音でした。もちろん、私は通った経験がありませんが毎日30分のオンライン英会話などであれば十分練習になると思います。
- 安全性が高い
- オンラインとオフラインが選べる
- 文法の指摘を含め、色々なことを教えてもらえる
- 週1〜2回だと練習の頻度としては低い
- 英語ネイティブの友達を作るのは難しい
3 英語でボランティアガイドをする
3つ目に思いついたのはボランティアガイドでした。これは主に観光地で来日した外国人観光客相手に英語でガイドを行うというものです。特別な資格は必要ありません。だいたいどの地域にもあると思います。私はお城の近くに住んでいたので、お城周辺のボランティアガイドをしていました。
基本的なスタイルとしては、観光地の近くに拠点を持っていて、フラッと入ってきた外国人を案内したり、歩いている外国人にこちらから声をかけて案内したり、予約が入って案内する場合もあります。
ボランティアガイドの良いところはボランティアグループの人が英語を使った経験が豊富で参考になる点と、目的が「英語を話す」ことではなく「ガイドをする」ことなので「英語を使って活動をする」経験ができる点です。英語力に不安がある場合にも、多くのグループでは研修があり、無料で参加することができます。説明することや受ける質問は大体いつも同じなので、一度覚えてしまえば困ることはありませんし、初めのうちは先輩が同行してくれることが多いです。土地の歴史を知ることができ、訪日した外国人を助けることもできます。こう行ったことに興味がある方にはおすすめの方法です。
欠点としては仕事ではないので十分な報酬はいただけないということです。多くのグループは観光協会等から助成金や補助金をもらっているので、交通費と日当1000円程度が支給されることがありますが、あくまでもボランティアなので経験を目的に活動をしていくことになります。
- 英語を「使って」活動する経験ができる
- 経験豊富なグループのメンバーから教えてもらうことができる
- 研修が充実していることが多く無料で受講できる
- 仕事ではないので収入は期待できない
- 地域によってはグループ自体がない場合がある
4 英語学習のサークルに入る
4つ目は地域にある英語学習のサークルに入ることです。日本人ばかりの場合と、日本語を学んでいる外国人を含む場合があります。良い点は英語を学ぶ仲間ができる点だと思います。
私も一度入ったことがありますが、すぐに辞めてしまいました。
私にこのスタイルが合わなかった理由は、「英語の勉強が目的」となっており、私の望んだ「英語を使って活動する」ことではなかったからです。英語の学習サークルはサークルで遠足に行ったりバーベキューに行ったりと楽しそうだったので外国人の友達を作りたい時には良いと思います。
運営費として会費が必要な場合が多いですが、定期的に英会話に通うより安い場合がほとんどです。
- 一緒に英語を勉強する仲間ができる
- 日本語を学ぶ外国人と安全に出会える
- 楽しい行事が用意されている
- 英語の勉強が目的となる
- 会費がかかる
5 外国人で構成されたサークルに入る
最後は外国人で構成されたサークルに入るという方法です。これは例えばサークルのようなものですが、外国人が多い地域などに限られた方法になるかと思います。私は京都に住んでいるので、地域に住んでいる外国人もとても多く、外国人が8割を占めるバスケサークルに入りました。
サークルではほとんどの会話が英語で行われます。外国人もここでは日本語ではなく英語を使用しています。このことによって、英語を使わざるを得ない状況が生まれます。そして、すでに仲良いグループができていたり、参加者の中で同じ国出身のメンバーで集まっていたりするので、積極的に声をかけていく必要があります。
少しハードルは高いですが、自分の趣味で、こういうグループがあれば飛び込んでみるのはおすすめです。
- 英語が基本なので必然的に英語を使う必要がある
- 英語を「使った」活動ができる
- 趣味の世界で英語を使うことができる
- サークル自体が非常に少ない
- 自分から話しかけていく積極性が必要
まとめ
このように私は今まで色々な活動を試してみましたがそれぞれ良いところと悪いところがあるので、理想は組み合わせて使っていくのが良いと思います。
他にも良い方法があったら教えてくださいね。
- Hello Talkアプリで英語ネイティブの友人を作る
- 英会話教室に通う
- 英語でボランティアガイドをする
- 英語学習のサークルに入る
- 外国人で構成されたサークルに入る
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