結婚式の前に和装や洋装で撮影をする前撮りは非常に重要です。
前撮りはそれ自体も思い出になりますが結婚式を行う場合には、結婚式場にも飾る大事な写真を撮ることになります。
私は妻と十分に準備をすることで、後悔のない最高の前撮りをすることができました。
当日は慣れない撮影で緊張するので事前の準備が当日の大成功の鍵です。
ここでは私たちが前撮りを行う上で「やってよかった」と思う準備を紹介します。
前撮りの失敗談を読む
前撮りは基本的に1回、多くても2回しか機会がありません。
だから、何度も失敗することができません。
自分たちでは失敗ができないので、先輩方の失敗談を十分にウェブサイトで確認しました。
「前撮り 失敗談」で検索すると、まとめサイトが山ほどヒットします。
もちろん「前撮り」も「撮影」も初めてだったので何が起こるか予想もつきませんでした。
失敗談を読んで起こりそうな失敗が分かっていれば事前に準備することができます。
例えば、「ヘアメイクが思っていた仕上がりじゃなかった」→「事前に理想のヘアメイクの写真を送っておく」
といったように準備をしました。
雰囲気を決める(結婚式と合わせられたらベスト)
どんな雰囲気の写真を撮りたいのかは前撮りをする上で最も初めに決めるべきことです。
可愛い感じにするのか、カッコいい感じにするのか、スタイリッシュな感じにするのか、、、などです。
私たちは結婚式を「スタイリッシュ」で「カッコいい」雰囲気にすると決めていたので、前撮りもそういう雰囲気で撮ってもらえるスタジオを探しました。
ロケーションで撮る
前撮りにはスタジオで撮影する場合と、ロケーションで撮影する場合があります。
前撮りのロケーションは、お寺や神社や洋風の建築、都会の街並み、海、などで撮ることが多いです。
スタジオの良さは「天気に左右されない」ことと「ロケーションに比べて安価」なことです。
スタジオで撮影するか、ロケーションで撮影するかで、およそ10万円ほど金額に差があります。
ロケーションの良さは自分たちが撮りたい場所で撮りたい雰囲気で撮影できることです。
撮影をお願いする会社によって、撮影が可能な場所が変わります。もし、撮影したい場所が決まっているなら、必ずその場所で撮影できる会社にお願いする必要があります。
カメラマンを指定する
私たちが前撮りをお願いした会社の場合、カメラマンを指定するのに1日あたり2万円オプション料金が必要でした。
どんどん費用が膨れ上がっていた最中でしたので、指定するかどうかで本当に悩みました。
結局、指定することにしたのですが、後になって考えてみるとこれは大事なことでした。
最近は写真を撮ってくれるカメラマンのインスタグラムを確認することができる場合があります。その場合は、必ずどのカメラマンがどんな写真を撮れるのかを確認しておきましょう。
私たちはまず、撮影を依頼する会社のインスタグラムを見て「かっこいい」「スタイリッシュ」な写真を見て惹かれました。
しかし、会社のインスタグラムに上がっている写真は、いくつかのテイストに分かれていて、私たちが気に入ったのは限られた写真でした。
いざ、会社に相談に行くと、私たちが惹かれた写真は、あるカメラマンにより撮影された物だったのです。
そこで私たちは、そのカメラマンにお願いするために指名料を払うことにしました。
出来上がる写真はカメラマンのテイストによって全く違うものになります。
カメラマンも自分の知識と経験の中で撮影をするから、どうしても人によって作風が出てくるからです。
だから、サンプル写真を見ていて「この雰囲気がいい!」と思うものがあれば、迷うことなくカメラマンを指名するのがおすすめです。
前撮りの指示書を作り込む
前撮りには「指示書」というものがあります。
これは事前にメイクやヘアセット、ポーズ、好きなテイストの写真の参考写真や指示を書いてメイクの人やカメラマンに見てもらうためのものです。
当日、要望を伝えても良いのですが、事前に渡しておくと、カメラマンが熱意のある人の場合は、ロケーションに合わせて頭の中でシミュレーションしてくれることがあります。
メイクやヘアセットは必ず細かく書いた指示書を提出したほうが良いです。ウェブサイトで検索した前撮りの失敗談の中で、「メイクやヘアセットが思っていたようにならなかった」というものがとても多かったからです。
私たちは大体40枚ほどの指示書を作り込みました。
これは異常に多い枚数でしたが、カメラマンが自分の成長のためにも、とにかく読み込んで当日に臨んでくれたので、悔いのない前撮りをすることができました。
作って良かった前撮り指示書の内容は次のとおりです。
- ヘアセット
- メイク
- 写真のポーズ(ロケーションなら、その場所で撮られた写真ならベスト)
- 写真の雰囲気(カメラマン指定なら、過去の作品をスクリーンショット)
家でポーズの練習をする
そして、やって良かったのがポーズと笑顔の練習です。
いざ、撮りたい写真が決まっても自分がうまくポーズできるとは限りません。
笑顔もそうです。前撮りの写真は笑顔で撮ったほうが良い写真がほとんどですが、いつも面白いことがあるわけではありません。
当日は「撮影」なので恥ずかしがらずにポーズや笑顔を決めまくることが大事でした。
しかし、普段モデルをしている人でもなければポーズというのはなかなか綺麗には決まりません。
だから、事前に1時間でも良いのでポーズの練習をしておくと、当日、写真の出来が全く違います。
特に花嫁姿の彼女を持ち上げるようなポーズは難しい態勢を求められるので事前にポーズをしてみるのが大事です。
私たちは家に大きな姿見がなかったので、スマホやタブレットをHDMIケーブルでテレビに繋いでポーズを確認しました。カメラ機能のインカメで見るのでも十分です。
この時、録画しておくのがおすすめです。後から見直した時に2人で笑えます^^
自分たちでも小物を用意する
撮影会社が用意してくれる小物は髪飾りや花束くらいなものです。
私たちは前撮りに必要な小物は自分達で用意しました。
私たちが実際に用意したのは洋装の日にティアラと、和装の日に狐の面(黒と白)です。
こういう小物があるだけで自分たちのオリジナルの写真が出来上がります。
とは言っても、これらは完全なオリジナルではなく、たくさんの前撮り写真をインスタやウェブ検索で探した中で見つけたアイデアです。
お金を可能な限り制限しない
前撮りはお金がかかります。結婚式もそうですがオプションを増やすと恐ろしいほどに高くなります。
私は何も知らずに20万円くらいかなと思って行ったら、結果的に50万円くらいかかって血の気が引く思いをしました。
でも、思いっきりやって良かったと思います。
ロケーションでカメラマンも指定して服も選べる中で一番着たいものを選びました。
お金にすごく余裕があるわけではありませんし、このレベルの金額を普段使うことはないので怖くさえありました。
しかし、予算オーバーしても、やりたいことを全部やって良かったです。
お金は稼いで節約すれば元に戻りますが、前撮りは何回もするものではありません。
しかも2人にとっては特別な日になります。
だから程度はありますが、2人で話し合って出来るだけ理想の形に近づけるのがおすすめです。
撮影には両親を呼ばなかった
私たちは前撮りの場に両親を呼ぶことも考えましたが、結局は呼びませんでした。
両親を呼ぼうと思ったのは、結婚式が洋装だったので、和装の写真を一緒に撮ろうと思ったからでした。
しかし、結局は両親は呼びませんでした。
それは撮影をする時には思いっきりポーズをしたりや笑顔を作らないといけないのに、両親がいたら恥ずかしくて出来ないからです。
これは自分たちの考えによって、どうするかが変わってくる部分です。
やっぱり家族を呼びたいという人も多いでしょう。その場合には呼んだら良いと思います。
ただ、前撮りに限らず夫婦のイベントで一番大事なのはメインの2人です。
その部分は譲る必要がありません。2人の判断で決定すれば良いのです。
前撮りは準備が命
ここまで書いてきた内容はほとんどが「準備」に関わる内容です。
当日の撮影は大体2時間前後だと思いますが、体感としては一瞬です。
当日の出来は、前日までの準備で決まるといっても良いです。
準備を分担して協力していくのも2人で暮らしていく練習になります。
時間がない中でのこととは思いますが、本当に素敵な前撮りになるように2人で万全の準備をしてくださいね!
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