今、私は日本人にとっての最難関だと思われるネイティブスピードの英語のリスニング攻略のため、有料アプリ「シャドテン」を利用してリスニングの訓練をしています。
この1ヶ月毎日シャドーイングをする中で気付いたことと、成果として洋画を見た結果を記載しました。
果たして1ヶ月の練習でネイティブ英語は聞けるようになったのでしょうか!
結論としては洋画で理解できている部分は3割程度で十分な理解までは、程遠い状況でした。。
しかし、同時に何ができるようになって、何ができるようになっていないかが、よく分かりました。
それでは、この1ヶ月間、シャドーイングをして気付いたこと、シャドテンの利点、今後の方針について書いていきます。
この挑戦の始まりの記事はこちら↓
シャドーイングをしていて気付いたこと
1ヶ月のシャドーイングを通していくつか気付いたことがあります。それは次のようなことです。
- シャドーイングの数をこなすと音の変化のパターンが頭に染み付いてくる
- 自分が思っていたほど、一つ一つの音が明瞭に発音できていない
- シャドーイングとは別に「意味理解」の練習が必要
- そもそも読んでも分からない英文がある
①シャドーイングの数をこなすと音の変化のパターンが頭に染み付いてくる
シャドーイングを続けていると、同じような音の変化が何度も出てくるので(しかも懲りずに何度も指摘を受けるので)自然と覚えてきます。
例えば“failing at”が「フェイリンガッ」という発音になるのですがこれは連結とt音の消失が組み合わさっています。
こういったことは慣れてくると、初めて聞いた時かスクリプトを見た時にわかるようになってきます。
そしてシャドテンでは4日間にわたって30秒〜60秒程度の音声を繰り返し練習します。これぐらいやると久しぶりに見た過去の課題文も音の変化とともに思い出せます。順調に頭に染み付いていっているのがわかります。
②自分が思っていたほど、一つ一つの音が明瞭に発音できていない
シャドテンでは自分が録音した音源をすぐに何度でも聞くことができます。初めは自分の声を聞くのに抵抗がありますが、一度聞いてみるとびっくり、モゴモゴ言っている部分がとても多いのです。
この原因は口の動きが小さいことが原因でした。日本語は同じ口の形でほとんどの言葉が話せてしまいますが、英語は違います。英語の発音では日本語より大きく口を動かすことが求められるので、そのための筋肉が必要だそうです。
早い音声についていけない時は、この点を気をつけて、大きく口を動かすことで、より明瞭に、より早く発音することができるようになりました。
③シャドーイングとは別に「意味理解」をする練習が必要
シャドテンによるとリスニングは「音声知覚」と「意味理解」によって成り立っているそうです。「音声知覚」とは耳で聞いた音を認識する能力、「意味理解」とは認識した音を理解する能力です。
英語を聞ける人と聞けない人では、この二つの能力に費やすエネルギーの割合が異なります。
大まかには次のような図のように違うそうです。
この前半の「音声知覚」を鍛えるのがシャドーイングの役割です。ですので、別で「意味理解」の訓練もする必要があります。
これは色々なウェブサイトなどを見た結果、洋画や英語のニュース、ポッドキャストなどを字幕なしで聞くのが良さそうです。
最近愛読している「村上式シンプル英語術」によると生の英語を毎日1時間、トータル1000時間聞くことを推奨してるので、これも合わせて実践して行こうと思います。
④そもそも読んでも分からない英文がある
シャドーイングをしていて気付いたのは、読んでもわからない英文の存在です。
原因は単語と文法です。
単語はスピーチに特別難しいものが使われているとは考えにくいので完全に私の語彙力不足です。
文法は基本的な文法は一通り理解しているつもりでしたが、何を言っているのかよくわからない文がいくつかありました。これらは、都度、弱点を潰していくとともに、洋書を読むことなどで補強していこうと思います。
シャドテンの利点
- 毎日添削してくれるのがありがたい
- 4日間同じ課題を繰り返すと丁度良い感じに習得できる
- 自分の音声を聞き返すことができる
①毎日添削してくれるのがありがたい
なんと言ってもシャドーイングの添削を毎日してくれるのが最大の利点です。以前、自分でシャドーイングをしていた時には進歩しているか分からず、挫折してしまいました。
どうしても自分で気付けない発音のミスがあります。
最近も、自分は「出来ている」と思っていた部分を指摘され、ぶーたれながらも指示通りに矯正していると、なんとそのほうが正しいように聞こえるようになりました。
このことから私は耳にあまり自信がないので、とりあえず指摘に従うことにしました(最初からそうするべき)。
②4日間同じ課題を繰り返すと丁度良い感じに習得できる
シャドテンでは30秒〜1分程度の音声を4日間かけて仕上げていきます。
初めはどんどん進みたい気持ちだったので、「4日間なんて長すぎる」と思っていました。
しかし、最初の3日間で毎日フィードバックをもらって、英文にも慣れて4日目にはかなり良い感じに発音できるようになってきます。
そして、そのタイミングで次の英文に移ります。この「4日間」というのはほんとに丁度良い期間です。
また、新しい英文の1日目は英文に慣れていないため、提出まで結構時間がかかります。
この結構時間がかかる1日目が、今以上に頻繁にくると(つまり2日とか3日おきに新しい英文になると)しんどくなると思います。
このことからも「4日間」という設定は絶妙です。
③自分の音声を聞き返すことができる
初めは恥ずかしくて、上手いこと音声の録音ができたら、ろくに確認もせずに提出していました。
余裕のあった日に自分の音声を試しに聞いてみるとびっくり!
モゴモゴ言っている部分が多くて非常に聞き取りにくいのです。ちょっとだけショックを受けました。
自分はこんなにも聞き取りにくい英語を話していたのかと。
その原因はいくつかありますが大きな要因としては口の動きが小さすぎることと、一音一音を意識的に発音できていなかったことです。
日本語は同じ口の形でほとんどの発話が可能だと言われていますが、英語は違います。
英語を発話する時に口を意識的に大きく動かすと、はっきりと発音をするだけでなく、早く発音することもできました。
そして、自分で録音した音声を聞いてみると時々テキトーになってモゴモゴ言っている部分がありました。
これは自分が発音しているつもりで、全然発音できていない部分でした。この点も意識的に発音することで、格段に聞き取りやすい英語になりました。
このように普段、聞くことのない自分の英語を聞くことができたのは大きな収穫です。
今思い返せば、今まで外国人と英語で話しているときに、かなりの頻度で聞き返されることがありました。
それはきっと私が日本語の発話方法でモゴモゴ言っていたからでしょう。
訓練の後に英語で人と話すのが楽しみになりました。
今後の方針
今後もシャドテンを続けていくつもりです。今は160WPM(Word Per Minute)でTOEIC(150WPM程度)より少し早いぐらいなので、継続して200WPM(ネイティブが180〜200WPM)まで進んでいきたいと考えています。
また、リスニングの意味理解のための訓練を洋画やポッドキャストでするのと、読める英文を洋書やニュースで増やしていくのもシャドーイングと並行して始めていきます。
また1ヶ月後に結果を報告するので、ブラウザのお気に入り登録を是非お願いします!
では素敵な日々を!
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